SSブログ

No.85 日本語の場合 [tama-o]

その日はお世話になった方が退職の挨拶をする予定だった。時間通りに来社。

たま「社長、応接室でお待ちいただいておりますのでお願いいたします」

と、来社の報告をキチンとする私。さりげなく、先日用意をしておいた封筒を手渡す。
中には“餞別金”が入っている。新札の三万円が水引がかかったのし袋の中に入っている。
準備したのは私だ。いくら入れるか、銀行から引き出す手続き、出金、のし袋はどれにするか
表書きはどうするか。事細かに伺い、その通りに準備をしたものである。

社長はその餞別金が入っている封筒を受け取ると、チラッと中を見た。

社長「押しとるか?」

ん?なぜ、使い慣れない名古屋弁で表書きとして会社名の印鑑を押しているのかと聞くのだ?
そうか、言われた時に、報告しなかったもんな。あー、やっぱりそんな些細な事も報告しておく
べきだったかぁ~。しもたわ~!

と、思いつつも、準備はバッチシ!なので、張り切って

たま「押しとります!!バッチリです!!」

と、意気揚々と答えてみた。社長、キョットーンとしている。

ん????

社長「おひとりで来てるの?」

たま「あぁぁ~、ひ、一人です!すみません、のし袋に社名の印鑑を押した?と聞かれたかと、、」

そうなのです。お一人で来社されているか、という問いだったんだけど聞き間違えてのし袋に社印を
押しとるか、と名古屋弁で言われたかと思ったのである。

名古屋弁ってねぇー。急にはならないよねぇー。

いやぁ、こんな自分がよく働いていると思うわ。ホント。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

No.86 アナゆき|- ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。